日曜日だからグローバル・セクターETFを考える。

ぼやんとしていたら土曜日に別の記事を書いてしまったので日曜日に続きを書くことに。
そいえば七夕、過ぎちゃいました。

雨降っていたような気もしつつ、そもそもお空の上のお話なんだし、毎年うまいことやってるよねって思ってたり。
みんなが思うほど、きっとアレじゃないよ。うん。
スマホとかで連絡しあってうまいことやってるって。たぶん。
LINEとかで既読無視してるんじゃねーですわよっ!ってな感じで。
LINEよく知らないけれど。

お幸せにね。
 
 
さて、グローバル・セクターETFを使った投資方法があると言ったな。
あれはウソだ。

・・・。

えー。

みたいな展開で終わった前回からの続き。

投資に安心が欲しいトワナナさんは、世界の株式に分散投資を目的として、バンガード社さんの世界の株式に投資するETF、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を小さく小さく積み上げていました。

ところが気づいてしまったのです。
ああ、なんということでしょう。
VTさんから語られる衝撃の真実。

「え?お金がすべてでしょ、国もセクターも。VOOとかVTIもそうだし。知らなかったの?」

・・・。

がっでいむ!

いや、怒ってはいないんだよ。
気付いてなかったというか、無知なじぶんにオー人事オー人事しているだけで。
オー人事ってなんだっけ?
まぁいいや。

落胆していた矢先に颯爽と合わられたグローバル・セクターETFマン。
それは世界一の運用資産額を誇る、我らがブラックロック社さんの英知の結晶。
全世界の各セクター(産業)に個別投資が行える画期的なETFだったのです。
元祖作ったのはステート・ストリート社さんだけれど(小声。

やった!これで勝つる!

ところが知ってしまうのです。
ああ、なんということでしょう。
グローバル・セクターETFマンから語られる衝撃の真実。

「え?資金全然集まってないですよ。だって人気ないんだもん。ふつう米国の方買うでしょ?」

・・・。

がっでいむ!

いや、怒ってはいないんだよ。
気付いてなかったというか、無知なじぶんにって、きいいいいいい!!!
あー、もー。
ぜーぜー。

という感じのところが前回までのトワナナさん。
 
 
さてこまる。
ここまでのお話を整理すると。

・世界の株式に分散投資したかったのは「安心」がほしかったから
・中身に興味をもったきっかけは成績が芳しくなかったから
・VTさんの国の比率はFTSE All World Indexを参考にしているのでお金持ち順に近い
・VTさんのセクター比率はハイテク、金融、資本財で50%の比率を占める

何が気がかりかを整理すると。
・国への依存率は米国だけで半分以上になり分散ができてはいない
・セクターの分散もできておらず景気のトレンドが変わると対応できない

うーん。
そもそも全世界に分散したから得られる「安心」ってなんだろうって。
その安心が「資産が減らない」であったり、「資産が増える」という観点であれば、そもそも間違っているというお話もあって。

まず「資産が減らない」という観点ではむしろ減る。
だって、いちばん金回りの高い国の比率をわざわざ落としているから。
だって、金回りの低い国をわざわざ取り込んでいるから。
「資金が増える」という観点でもまったく同じで。
いちばんお金を稼ぐ国を減らして、わざわざお金を稼げない国を取り込んでいるから、

恐慌時などの暴落への耐性にしても、お金を稼げない国の方が耐性は低いので、当然有事にはガーっと落ちて、戻りも遅くなるわけで。

いいとこないや。てへっ。
みたいな。

よいところを探すとすれば、えーっと、国の比率のリバランス?
国の比率とかが年に1回くらいは見直されると思いますので、その時に「うらー!がんがんいくじぇー」という国が現れたら比率を上げてもらえる的な。
「も、もうだめだ・・」という国の比率を代わりに落としたりね。
ジャップのこと?ううん、なんでもない。

そういう意味ならVTI(米国株式)とVEA(米国外先進国株式)とVWO(新興国株式)といったETFのバランスをじぶんで調整しながら売り買いしなくてもよい点はよいよねって。
うん。
そのあたりはVTさんに期待していた部分ではある。

そのうち投資にあまり予算が割けなくなるかもしれないし、そんな時でもVTさんの中で自動的にリバランスしてもらえれば安心だよね的な。
ただそのリバランスの方向性とかに関して気持ちがよい感じになるかどうかはまた別のお話で。
困ったもんだ的な風な。
 
 
次にセクターに関しては、11のセクター全てに同じような上昇の機会があるわけではなくて。
やっぱり「不器用ですから・・」みたいなセクターもあるわけで。
ドジっ子が群れをなすセクターもあるわけで。
偏らせないと数字として利益には結びつけられないわけで。

ちょっとバックテストとか。
運用資産額世界一の我らがブラックロック社のグローバル・セクターETFを均等に保持した場合の成績を色々なETFと比べてみて。
グローバル・セクターETFが2008年でしたっけ、そのあたりの生まれなのでそこから今年位までの成績比較。
その結果はもう、絶望しかないわけです。
ぜっぺき。
絶壁です。

世界といえば聞こえはいいけれど、投資という観点からみた世界って、とどのつまり利益を分散させる以外の意味がなくて。
その行為は極論、戦争に備えるみたいなもので。
ある国で戦争が起きたら怖いから、ほかの国にも投資しておく。
でも、実際に戦争が始まったらみんな貧乏になっちゃったみたいな。
そりゃぁ、そう。
お隣で戦争始まったら輸入や輸出にも影響出るし、みんなお金使わなくなっちゃうだろうし。
イライラするし、髪の毛抜けてみんなハゲになっちゃうよ!
アデランス儲かっちゃう!(←なにいってるかわからない。
 
 
こじん的には分散派なのですが。
ちょっとセクターETFのことを調べてから、ちゃんと何を分散しているのかを意識しないとダメだよねと思いました。

で、なのです。
全世界のセクターの比率がいい感じに分散されているETFとかないのー?と都合のよいことを期待しながら探してみました。

ない。

みつからなーい。

ぐぬぬ。

そもそもアレなのですよね。
調べてみたら、世界初のETFも1990年のあたまに作られたもので。
ステート・ストリート社が作ったS&P500指数に連動するETF、SPYが最初なのでしたっけ。
決して歴史が古いものではなかったのです。
そう、ファミコンより後に作られたという真実!(今日このワードおおいね。ちなみにファミコンの誕生は1983年。

そう考えるとまだまだ実験的というか、研究途中だとしても全然不思議ではなくて。
こんなのないのーとか、あれはー、これはーって。
たかだか10年とか、20年とか、その程度の期間の成績や出来事で勝敗を決めて「このETFがいちばん成績がよい。これからもずっと(キリリっ」みたいなことをしても意味がないよねって。

ああもう。
また話が長くなってしまったよ。

うん。でもそんな中でもですね。
我らが冒険野郎ステート・ストリート社が作ってくれるのですよ。
あ、もしかしたらこれはいいかもーって商品を。

先ほどセクターの比率がいい感じのETFは見つからなかったと書きましたが、確かに全世界のセクターの株を均等に持つETFは見つけられなかったのですが、米国であればそれなりに均等に持つETFがあります。
たぶん知らないひとはいないであろうアレ。

ダウ工業平均30種平均こと、Dow Jones Industrial Average(ティッカーはDIA)さんです。
あるのは知っていたのですが、あまり気にしたことがなくて。
公式サイトによると、意外というと失礼になってしまうのですがセクター比率が均等寄りなのです。

情報技術26.59%
ヘルスケア14.51%
一般消費財14.12%
資本財サービス13.57%
金融13.04%
エネルギー3.31%
生活必需品8.89%
コミュニケーション4.56%
素材1.05%

んー?
あれ、最新はちょっとハイテクさんが突出してきてる?
たぶんダウ銘柄だとするとAppleさんとMicrosoftさんかな。
以前見た時はもうちょっと均等寄りだった気がするけれど。

バンガード社さんのVTさんと比べようと思ったのだけれど、ううーん、サイトが重い。
バンガード社さんの日本公式なのかな?めちゃめちゃ重いよね。
サーバーがセロリンで動いているとか、攻撃でもされているのだろうか・・。
ちょっとあきらめてしまおう。次の機会に。

考えとしては・・、あ、サイト開いた。
VTさんの最新のセクター比率はこんな感じ。

情報技術19.4%
金融18.4%
資本財13.0%
ヘルスケア12.8%
消費サービス12.3%
消費財10.7%
素材4.1%
石油・ガス3.7%
公共3.3%
電気通信2.5%

およ。

こうやって見比べてみると、むしろDIAさんの方が片寄っているような気も。
DIAさんに公共がないのは別の平均にわけられているから、なんですよね。確か。

微妙に各社でセクター名の呼び方が違いますが、消費サービスは生活必需品のことで、石油・ガスがエネルギー、コミュニケーションと電気通信は情報通信のことですよね、きっと。
とすると、金融と一般消費財と素材の扱いがちょっと異なるだけで、割と似ている構成ですね。
DIAがハイテクに入れ込んでいるのはAppleやMicrosotfという時価総額が高い2社を採用しているから?いや、VTさんも両者を組み込んでますよね。ということは明確に比率を上げているのかな。
(調べてみたところ、どうも株価の影響を受けるそうです。ふむう)

せっかく均等寄りETFだよ!(ハァハァ)って締めようと思ったのにー。
ぶーぶー。
DIAさんは通称ダイアモンドとも呼ばれていて、SPYとさえ成績が均衡し、配当金もいい感じなETFなのにー。もー。

昨今はハイテクを抜きには語れないから仕方ないということになっちゃうのかな。
ちなみに米国だけセクターETFを使って他をVEAやVWOで調整すると、ちょこっとVTさんのパフォーマンスを上回れます。
実はVTIとVEAとVWOでVTさんと同じ比率を組んだ場合もほんのわずかにVTさんのパフォーマンスを上回ります。

あくまでバックテストの話ですが。
たぶん、バックテストでは国の比率が固定になるので、2020年現在の国の比率が過去のVTさんが採用していた比率よりたまたま成績がよいのでしょうね。

もういっこおまけで。
セクターにも成績が振るわない子がいることを上で書きましたが、その観点から有望なセクターだけで固めるとどうなるのかを調べてみました。
あくまでトワナナさん調べですが。

今後も期待できそうなという意味で、一般消費財セクター、生活必需品セクター、情報技術セクター、ヘルスケア・セクターの4つのみ均等持ちで米国分を担当(ほかはVEAとVWOでカバー)させると、VTさんのパフォーマンスを凌駕します。
上記4つのセクターETFだけで米国オンリーのETFとパフォーマンスを比べても優秀です。
VTI、VOO、SPY、IVVいずれにもバックテストでは勝利します。

唯一勝てないのが今をときめくQQQ。この子だけは別格です。
情報技術セクターを盛って対抗することも考えましたが、ハイテクは近年異常な加熱状態なのでそれに特化した資産配分は危うい考えと思いやめました。

ただ、わたしはバンガード社さんのセクターETFを使って数値をみていますのでバックテストに用いた期間が短いです。
2005年から2020年の間のバックテストであれば、QQQが勝ちます。
これを冒険野郎ステート・ストリート社さんのセクターETFに置き換えると結果が逆転します。
2000年から2020年の間のバックテストであれば、4つのセクターETFの均等保有は負けなしです。
QQQにも負けません。
とどのつまり、QQQは「最近になって好調」のETFなのです。

資産を増やしたい観点でセクターを分散させるのであれば、ある程度セクター数をしぼってみると良い成績になるのかもって思ったのでした。

実際に投資するならあとは情報通信セクターも足しておくと、バックテスト上は成績が落ちましたが2020年であればGoogleさんやFacebookさん、NETFLIXさん、Disneyさんも入ってますし。
Zoomさんあたりもここでしょうから、将来的には期待できるかもです。

最初は3セクター、生活必需品、情報技術、ヘルスケアで考えてみたのですが、実はですね。
一般消費財セクターを入れた方がバックテストの成績がよかったのです。
たぶん、Amazonさんとか、Macdonaldさんとか、あ、いまだとTeslaさんもか、確かに成績よさげな企業が多いですものね。
 
 
そんな感じで、
全部じぶんの希望通りには組み立てられませんでしたが、それでも米国だけでもセクターを分散させればちょっと安心に近づくかな?って。(上の5セクターだと不景気に強い構成寄りかな?)

あと、冒険野郎ステート・ストリート社さんはですね。
SPDR SSgA Active Asset Allocation ETFsというシリーズを出されていて。

これ何かと言うと、いわゆる自社のETFをアクティブで使ってETFをつくったぜ!というシリーズなのです。
複数のアセットを1つのETFで持てる設計になっていて、ちょっと面白そうでした。
Fund of Fundsは有名ですが、ETF of ETFsは珍しいですよね。
株式や債券、コモディティそれぞれ先進国と新興国で比率を合わせていたりして、このETF1つでバランス型の運用が完成するような形です。
経費率もコモディティや債券を取り込んだバランス型にしては大分安いです。0.35%くらいだったかな?

あー。

ただちょーっと、ほんのちょーっと、成績がね・・。うん。
世界に分散させるとキビシイよね。

ちょっと欲しいなーって、気になってはいるのですがまだ手を出していません。
ちなみに日本の証券会社さんでもちゃんと買えますよ。
上で書いたのはSPDR SSgA Global Allocation ETF(ティッカーはGAL)です。

ギャルって、読むのかな?やっぱり。

超いけてます。

他にインカム戦略用のETFもあったりしますので、詳しくは冒険野郎ステート・ストリート社さんのサイトで調べてみてくださいませ。

世界に分散させたいときは他人任せにしてはダメだよねっていうお話と。
安心で何を得るのかは、じぶんで決めないといけないよねっていうまとめでした。

あとギャルって久しぶりに聞いたよって感じ。
みたいな。