土曜日なのでiFreeレバレッジFANG+を考える。

レバレッジというものがあって。
wikipediaによれば、他人さまの資本を使うことで自己の資本に対する利益率をあげるとのこと。
ん?
ああ、信用取引みたいなものだね。

Trust me and lend me the money !
Absolutely in increase the money and pay back !
わたしを信じてお金貸して!絶対増やして返すから!!みたいな的な・・ね。

ちなみにレバレッジとはレバーから来ている言葉らしい。
焼いてよし、生でよしの方じゃないよ。
金属棒に丸いボールが付いている方だよ。
ハー、ビバ、ノンノンでもないよ。

最近投資信託界隈でもレバレッジ商品が多く出ていて。
先日、FANG+にレバレッジをかけた投資信託が販売開始され、ちょっと気になったり。

何が気になったのー?というと。
そもそも指数系のレバレッジって、どうやって指数に連動させるの?って。
気にはなったのだけれど、なんかこう、手に汗握るスーパーテクノロジーによって実現されてたら流石にわからないよねーって。

でも気になってきた。
そんなわけで、例によって例のごとく、じぶんが納得する感じで調べてみるお話。

iFreeレバレッジ FANG+

まずは投資信託説明書(交付目論見書)を読んでみる。

商品分類
単位型・追加型:追加型
投資対象地域:海外
投資対象資産(収益の源泉):株式
補足分類:特殊型(ブルベア型)

属性区分
投資対象資産:資産複合(株式、債券(その他債券)、その他資産(上場投資信託証券(株式)、上場投資証券(株式)、株価指数先物))
決算頻度:年1回
投資対象地域:北米
投資系式:ファミリーファンド
為替ヘッジ:あり(フルヘッジ)
特殊型:ブル・ベア型

んー。
この中だと、属性区分の投資対象資産の項目が答えになるのかな?
資産複合?
株式と債券はそのままの意味だよね。
上場投資信託証券(株式)はつまりETF。

と、上場投資証券(株式)はなんだろ?投資信託証券じゃなくて投資証券なんだ。
えーっと、Google先生によると、
投資証券とは・・ 不動産投資信託における投資主であることを表す証券のこと。

へ?

つまりリートの有価証券?
あ、でもカッコして株式ってついてるよね。
上場ともついているから、リートに投資する上場株式の有価証券みたいな感じということかな。
難しいというよりも、似すぎてて何を指してるのかサッパリわからないよね。
うーん。
日本のお役所書類みたい。(ある意味そうなのか・・)

次に進もう。

株価指数先物はオプション取引に似ているけれど、期日になると精算されちゃうんだね。
そこが違いなのかな?
確かFANG+指数はオプション取引があったはずだけれど、んー、でもちょっとまって。
先物もオプション取引も、とどのつまり「あがるか」「さがるか」にかける取引だよね?
FANG+指数は上がるか、下がるかとかそういったものではなくて、FANG+の銘柄の現在の価値を表したものだから、何か違う気がする。

もうこの時点でわからなくなってきた。
iFreeレバレッジFANG+の運用資産は以下の資産で構成されていて。
・株式
・債券
・ETF
・リート
・株価指数先物

それがどうやって、FANG+指数に連動するのだろう?

ファンドの目的・特色には以下のように書いてある。

「日々の基準価格の値動きがNYSE FANG+指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度になることをめざします」

あ、ファンドの特色に何か書いてある。

「以下の投資対象から流動性などを考慮してその配分比率を決定します。
・パフォーマンス流動債券
・ダイワ・マネーポートフォリオ・マザーファンドの受益証券
・米国の株価指数先物取引
※上記投資対象以外に、上記投資対象と同等の投資成果が期待できる資産を組み入れることがあります。」

あり?

つまり、FANG+指数の2倍の値動きになる(価値になる)ように別の有価証券で運用しますって書いてあるの?
なんかめちゃめちゃ保険かけた文章だけれど、めいっぱいがんばりますわ!ってことなのかな。
前向きにとらえれば。
悪くとらえるとなりふり構ってられない事態にもなるよってこと。

そうだよね。

1の資産で2倍の価値を作り出すという商品なんだよね。
そんなことが当たり前にできるのだったら、もうお金を無限に作り出せるのと変わらない。
そして、その方法のことをレバレッジと呼んでいて。
その手段には株式、債券、ETF、リート、株価指数先物を利用しますってお話。

わたしたちが見聞きする多くの「レバレッジの危険性」って、基準価格が下がった時にマイナスに突き抜けちゃうよって話題が多いけれど。
そもそも同じ値動きにできるかどうかの根拠はほとんど示されていなくて。(他の指数系のサンプルが少し書かれていたけど)
むしろそっちの方が危険なのではないかなって。
指数への連動は努力目標って言っているのと同じなわけで。

これでも商品は販売できるし、購入もされるのが日本の証券市場。

レバレッジが危険な商品であるという説明として、
指数系であった場合、まったく異なる資産を使い価値が同じになるように運用される商品のため、結果が期待通りになるかどうかがわからないという点ではないかなって。

それこそマグロの味のする魚っぽい何かみたいな商品を「2倍おいしいマグロ」ってパッケージに書いて売り出すみたいな。

〇〇っぽい何かはいくらでも使いまわしが可能で、マグロでもアジでもサンマでもイワシでもいいんだよね、つまりは。

iFreeレバレッジFANG+が悪いことをしているとか、目論見書通りの成績が出せないとまでは思わないけれど。
商品名と商品の中身との差異みたいなところが気になったり。
もちろんそれに関してはちゃんと目論見書で教えてくれている商品で。

レバレッジを使った指数への連動の仕組み、それは「同パフォーマンスが出せる(と考えている)代替え有価証券」の運用。

ううーん。
何で特定の証券会社は「すごいこんな商品出せるんだ」という商品があるのに、他社さんが追従しない理由みたいなものとか、ちょっと見えちゃった気がしてブロロロローな感じ。
 
 
同じレバレッジ系ファンドでも、楽天証券投資顧問さんのUSA360こと楽天・米国レバレッジバランス・ファンドはもうちょっと分かり易い中身だったよね。
米国株式を90%、残り10%を米国債券の先物取引で270%運用、合計が360%だからUSA360なんでしたっけ。
債権を270%にする理由は株式と債券の相関関係を利用してバランスを取る為で、株式1に対して債権3が値動きの幅の比率として丁度よさげというお話。

株式部分は基本VTIで、都合により先物なども使うよとのこと。
最新の交付目論見書によればVTIが75%で、その他の資産が25%ってなってる。

あと、ファンドの目的が「投資信託財産の成長を目指して運用を行う」なので、何かの指数と同じになることを目指していない点も分かり易いかも。
まぁ、いま米国一本打法とか、フラグがビッグすぎてアレな気もしちゃうけれど。

若さがあればいける・・ かな?